24歳から始めるDTM

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もともとは22歳から始めるエレキギターというブログでした。

今更だけどBUMP OF CHICKENの「話がしたいよ」の歌詞に圧倒された話

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BUMP OF CHICKEN official website

 

今更なんですが前に録画していたMステのスペシャルをようやく見ました。

 

分かる人はこれだけでピンと来ると思いますが、お目当ては完全にBUMP OF CHICKENです。何やら地上波に出るのは二年半ぶりらしいです。かっこいいんだからもっと出ればいいのに。

 

そこで初めてバンプの新曲「話がしたいよ」を聞いたんですけど「やっぱすげぇんだな。。。」と改めて思わされました。「バンプは歌詞がすごい」なんて10年以上前から言われてきてることですがやっぱすごいっす。もっと正確に言うとようやくすごさが分かってきたっす。

 

みたいな記事です。どうぞよろしく。

 

ちなみに最初の方は僕の話でバンプの歌詞のすごさについて語るのは中盤くらいからなのでそこだけ読みたい人は前半を読み飛ばしてもらえればなと思います。

 

一文で百を語る歌詞 

僕は全然人気とかもなく再生回数も200回前後の曲ばかりですが、一応1人のボカロPとして曲をこれまで作ってきた人間です。

 

ニコ動に曲をアップしたりしてインターネット越しの人から感想をもらうこともあるんですけど、やっぱりそうではなく実際に横にいる人間に聞いてもらって感想とか聞いてみたいという感情が芽生えてくるんですよね。

 

ですが自分で作った曲を誰かに聞いてもらうというのはやっぱり恥ずかしさがあります。それに大して仲良くない人に聞かせてみたところでどうせ「すごいね(批判するのもきまずいしすごいって言っておこ)」みたいな感じになるのが目に見えてるので、だいたい信頼している人に聞いてもらったりするんですけど、よく言われることが「歌詞がな、、、」ってことです。

 

www.nicovideo.jp

 

直接的なんですよね、僕の歌詞って。よく言えば「分かりやすい」ってことにはなるんですけどやっぱそれよりも「初心者感」とか「ダサい」とかそういう風に聞こえると思います。

 

僕はUVERworldとかThe Mirrazとか聞いて育ってるので結構分かりやすい歌詞が好きだったりするんですよね。なので文学的でなんかすごそうだけど結局何言ってるか分からない歌詞が嫌いで、「まあこれはこれでありかな」くらいに思ってたんです。

 

そうだったんですけど自分の曲を聴いてもらった時に友人にこんなことを言われたんですよね。

 

”AKBの曲の“電車の発車のベルが好き”っていう歌詞が好きなんだけど、なんかそんな感じで一文で色々読み取ることができる歌詞が俺は好きだな。その一文で「帰り道なんかなぁ」とか「いつも乗ってる電車なんやろな」とか「仕事とか学校とか結構大変なんやろな」とか、そーいう感じ”

 

そんなこと考えたことがなかったなと、一文で色々考えさせられる歌詞。たしかにかっこいいしいいなと。ただ書くのムズイなと。

 

そんな感じのことを思っていたところで今回のBUMP OF CHICKENの「話がしたいよ」を聞きました。そうするとこの曲はそういう「一文で百を語る歌詞」みたいなののオンパレードでした。

 

「話がしたいよ」の歌詞がすごいなと思ったところ

youtu.be

1100文字を超えたところでようやく歌詞のすごさについてです。100人いたらここまでブラウザバックせずにたどり着く人は一体何人いるんですかね。まあいいや。

 

そんなこんなで「話がしたいよ」のすごさについて語ります。

 

ちなみに歌詞はここで見れるのでここ見ながらこの記事読んだ方がいいかもです。

 

https://www.uta-net.com/song/257209/

 

まず「話がしたいよ」というタイトル。これで何となく彼女と今すぐ会えない状況だっていうのが分かりますよね。深読みしなければまあ別れたんだろうなと、思う訳です。

 

そこで曲の冒頭の歌詞

 

持て余した手を

自分ごとポケットに隠した

バスが来るまでの間の 

おまけみたいな時間

 

「持て余した手」をというのが何を語るのかというと、おそらくいつもは彼女と一緒に手をつないでいたってことです。「彼女と別れて寂しい」を「持て余した手」という言葉に置き換えるセンス。そして「自分ごとポケットに隠した おまけみたいな時間」っていうのはまあはい、正直全然意味が分かりませんが、何となく自分を隠したい、人に見られたくない気持ちとかが伝わってくる感じがして好きです。

 

そしてその次の歌詞

 

街が立てる生活の音に 

1人にされた

ガムと二人になろう 

君の苦手だった味

 

ここを聞いた時に鳥肌が立ちました。ここまで聞いて「あ、歌詞すげぇ、ブログに書こう」と思いました。

 

「街が立てる生活の音に 1人にされた」っていうのは幸せだったこれまでの普段では気にもならなかった街の音が聞こえてきて、それがいっそう寂しさがこみ上げてくるあの感覚のことを指しているのだと思います。

 

誰もいない公園に1人でいるよりも学校でたくさんの人がいる中で1人になる方が何千倍も寂しいしみじめな気持ちになりますよね。そういうこととかも思い出されてよりいっそう寂しさが強調されていると思います。

 

そして「ガムと二人になろう 君の苦手だった味」です。ここがやばいです。

 

1人が寂しくてガムなんかに頼らざるをえないもの悲しさもそうですが、「ガムと二人になろう」という発想。天才?作詞した藤原基央さんはガムを噛んでるときそんなことを考えていたんですかね。

 

そして「君の苦手だった味」です。

 

彼女と別れたときは色々な感情がぐちゃぐちゃになってでてくるものです。その色々な感情というの中には「別れてよかったと思おうとする気持ち」、「嫌いになろうとする気持ち」、「でも嫌いになれない気持ち」があると思うのですが、それをこの一文は鮮明に描いていると思います。

 

例えば彼女と一緒にいる時にガムを噛んでると彼女が「私にもガムちょうだい」と言ってくることもあると思います。そういう時が来たときのために彼女の嫌いな味のガムを買うのは避けるんじゃないかなと思うんですね。ガム嫌いだから僕にはそんな経験ないですけど。

 

でも今は彼女がいなくなったからそんなこと考える必要がない。だから彼女の嫌いな味のガムが食べれる。おいしい。分かれていいこともあるじゃん。みたいな感じで何とか別れたことを肯定しようとする気持ち。とか。

 

分かれたお前が嫌いだったものを好きになることで超間接的ではありますがなんとか彼女を否定する気持ち。とか。

 

そういう別れてすぐの繊細な感情が読み取れるこの一文が本当にすごいなと。思いました。

 

曲が始まってわずか20秒くらいでこのパワーフレーズ。昔何かの記事で「曲を聴いてもらうためには最初の歌詞が本当に大事で、サビよりもそこに命をかけなきゃダメ」みたいなことを読みましたが、本当にそうかもしれませんね。実際に僕はまんまとこの術中にはまってこの「話がしたいよ」を何度もそのあと聞いてしまいました。

 

最初の歌詞大事。

 

バンプ聴き直します

ここまでで2600文字。登場した「話がしたいよ」の歌詞はわずか2行。

 

半分はどうでもいい話だったとしても歌詞について1000文字近く書いてる計算になります。この調子で全部言いたいことを言っていくと単純計算で20000文字を超えてしまうのでこの辺で終わりたいと思います。

 

こんな感じで改めてバンプすごいなと思いました。歌詞に関してはamazarashiがダントツNo.1だと思ってましたが歌詞の良さに優劣なんてないですね。色んな方向の言い歌詞があります。

 

それに近いうちにボカロではなく自分の歌声の入った曲を作りたいと思っているので、声が低い僕にとってバンプはメロディとか展開とかがすごい参考になるバンドです。そういう勉強もかねてバンプをたくさん聞きたいと思います。

 

そんなこんなでバンプの歌詞に感動した話でした。

 

ありがとうございました!