コード進行の話をする際によくでてくる単語であるドミナント・モーションとセカンダリー・ドミナント。
この記事ではその二つの単語についてその意味を解説していきたいと思います。
よろしくお願いします!
ドミナントモーションとは?
まずはドミナント・モーションについてです。
ドミナント・モーションとは簡単に説明するとⅤ→Ⅰのコード進行のことを指します。
このコード進行はドミナント(不安定)からトニック(安定)に向かう進行になるので強い解決感が生まれ様々な楽曲に取り入れられています。
一番身近なところでいうと小学校の時に聞いたピアノに合わせてお辞儀をするやつですね。
いわゆるツーファイブワンというやつです。
これがドミナント・モーションになります。
セカンダリー・ドミナント
次にセカンダリー・ドミナントについてです。
セカンダリー・ドミナントとはその名の通り二次的なドミナント・モーションのことを指します。
ドミナント・モーションは度数でいうと完全5度下に進む動きになりますが、実はこの完全5度下に進む動きというのはそれだけで解決感を生む動きなのです。
ドミナント・モーションは完全5度下に進む動き+ドミナントからトニックに進む動きなので非常に強い解決感を生むというわけなのです。
セカンダリー・ドミナントとはドミナント・モーション以外の完全5度下に進む動きになります。
キーCでいうとC7→FM7、D7→G7、E7→Am7、A7→Dm7、B7→Em7がセカンダリー・ドミナントを使った進行ということになります。
これらはドミナントからトニックへ進む動きではないですが完全5度下に進む動きがあるのでやや解決感の強いコード進行になります。
これがセカンダリー・ドミナントというものになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
そんなに難しい話ではなかったと思います。
実際のところドミナント・モーションとセカンダリー・ドミナントについては「なぜ5度下に進む動きが解決感を生むのか?」などといったところを一つ一つ突き詰めていけばもっと話をややこしくできるのですが、この記事ではここまでにしようと思います。
またドミナント・モーションとセカンダリー・ドミナントについて大きく関わってくることに代理ドミナントと二次代理ドミナントというものがあります。
それらについて詳しく知りたければこちらの記事を参考にしてください。
少しでもこの記事が役に立てれば幸いです。
ありがとうございました!